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保健所で3回も性病(HIV)検査した体験談
私は今までに3回HIV検査を保健所で受けた経験があります。性病検査キットでのHIV検査を加えると全部で4回受けました。
最初にHIV検査を受けたのは保健所です。検査方法は結果が1週間後に出る「通常検査」で、2回目と3回目に受けたのは「即日検査」です。
私の体験から保健所でのHIV検査がどのような流れで行われているのかお伝えしようと思います。
エイズに関わらず「これから性病検査を受けよう」と考えている方は、続きをお読み下さい。
HIV検査体験
HIV検査を受けた経験がある方ならわかると思いますが、何が怖いかというと「結果が出るまでの時間」です。
あの待ち時間は何度経験しても本当に嫌なものです。
でもそれを乗り越えると不安やモヤモヤを解消でき、その後で無駄な時間を使わなくてすむので検査してよかったと思っています。
まずは電話で事前予約
どこに保健所があるのか分らないという方は「厚生労働省HPの保険所検索」を使うと全国の保健所をすぐに調べることができるので使ってみて下さい。
HIV検査には「即日検査」と「通常検査」があるので、検査をうけようと思っている保険所でどのようなタイプの検査が行われているのかまずは確認してみて下さい。
保健所がある自治体の場所によって検査内容や項目が異なります。
都会にある保健所の方が田舎にある保健所より即日検査や他の検査項目が充実している傾向にあります。
私が最初の検査で結果が出るのに1週間以上もかかる通常検査を選んだのは、住んでいた地域が田舎で設備の充実した保健所がなかったためです。
検査日当日
まず保健所の待ち合い室に行きます。それから自分の順番が来るまでしばらくロビーで待機です。
待合室のロビーにはモデルみたいにキレイな女の子もいて驚きました。
しかし、重たい空気が流れる保健所のロビーでは声をかける事さえできませんでした。
そこで思ったのは「こんなキレイな人でも自分と同じようにエイズ検査をしているんだ・・」という不思議な安心感です。
誰でも病気が心配なのは同じなんだと思いました。
ちなみに土日のHIV即日検査は検査希望者がたくさんいます。私が検査した時間帯だけでも15人以上はいました。
そうこうしている間に自分の順番が来ます。
私が検査を受けた時はロビーで待ってたんですけど、名前で普通に呼ばれましたね笑
本当に匿名で受けたいなら予約段階から偽名を使った方がいいです。
ロビーでたくさんの人達がいる中で、いきなり自分の本名を呼ばれたんで「ビクッ」としました。
保健所の場所によっては「番号」や「札」を使うところもありますが、地域によってやり方がかなり異なるようです。
ちなみに私がなぜ実名で検査予約したかと言うと、はじめて保健所でHV検査した時に他の患者さんがいなくて自分だけだった経験があったので、今回は偽名を使うのがめんどくさくなって実名で予約したんです。
検査の流れ
検査では直近で性行為した日にちを何度も確認されました。
というのもエイズ検査においては該当する日から1ヶ月たっていないと検査してもウイルスを発見する事ができないからです。これがウインドウ期と呼ばれる期間です。
ここでは両腕から自分で採血したい腕を保健所の方に伝え、そこから採血してもらいます。
私の場合は、針を刺された瞬間よりも、採血用の血を抜かれているときの方が嫌な感じがしました。
献血の経験がある方なら平気でしょうが、初めての人は「まだなの?」って感じるかもしれません。
採血をしてそれから1時間〜2時間後に検査結果が対面式で直接伝えられます。
その待ち時間は待合室に待機している必要はないので私は外でタバコをすったり、スマホをいじって時間をつぶしていました。
友達にエイズ検査受けに来ているとも言いにくかったので、電話する事も出来ず、他の方が書いたエイズ体験談をスマホで眺めていました。
今回はたまたま私がHIV検査の体験談を書くことになりましたが、誰かのお役に立てれば幸いです。
検査結果の発表
検査結果の発表は決められた時間から一斉に行われるため、検査後にどこかへ行っていた検査希望者の方々も続々と待合室のロビーに戻ってきます。
私の順番は15人中の10番目という中途半端な順番でした。
最初にモデル風のキレイでスタイルのいい女性が「◯◯さん、どうぞお入り下さい」と名前を呼ばれ(本名か偽名なのか分りません)医務室の中へ入っていかれました。
それから3分程度で出て来た時にはサングラスをかけてても分るくらいの満面の笑みでした。そりゃあそうです。今までの不安やエイズノイローゼから解放されたんですから。
他のHIV検査者が待ち合い室から出てくる様子を観察している間に私も名前を呼ばれ医務室の中に入りました。
直感的にやばいと感じていたのですが検査結果は陰性でした。
今回なぜ危ないと感じたかというとエッチして2週間後くらいから、下痢やのどの腫れ、身体がだるいというようなまさにHIV初期症状が出ていたのを自覚していたからです。
ただ、このような状況からHIV感染していなかったという事実を考えると、エイズ初期症状のような症状が出てもエイズだと判断するのは不可能だということです。
たまたま疲れていて倦怠感が出ていたり、ストレスで下痢になったり、インフルエンザに感染してしまう可能性があるからです。
しかし、疑われる性行為をしてから2週間〜2ヶ月の間に症状が現れたら念のためにHIV検査しておいた方がいいです。
数年から10年以上続く長い無症状期間に入ってしまうと症状さえ出てこないので「検査するタイミング」を失ってしまいがちだからです。
保健所で性病検査の結果はいつわかるの?
HIVの検査結果は通常検査であれば1週間後、即日検査であれば検査後1時間〜2時間で結果を知ることができます。
東京、大阪、名古屋などの大きな都市では保健所での検査が充実していて平日昼間、平日夜間、土曜日、日曜日に分けてHIV検査を行っています。
※匿名で検査を受ける場合は証明書の発行は出来ません
HIV検査出来る保健所を調べるには「HIV検査相談MAP」を使うと便利です。このサイトなら細かく条件を選択して保健所を検索する事が可能です。
性病検査キットなら自宅でも検査できる
保健所や病院の検査で人と会うのが嫌だという方には、自宅で出来る郵送検査という選択肢もあります。
自宅で出来る郵送検査について知りたい方は「私の性病検査キット体験談」を参考にして下さい。
注文方法から、検査キットの到着、サンプル採取、検査結果の確認までどのような流れなのか写真・画像を使って解説しています
性病検査キットがどうのようなものか「具体的に知りたい!」という方にお勧めです。